多くの企業がテレワークを導入するようになり時間や場所、デバイスを問わず安全に仕事ができる環境が求められています。様々な状況においてスタッフが安全に仕事をこなせるようにするため、多くの企業が注目している新たなセキュリティモデルがゼロトラストです。この概念は2010年にアメリカの調査会社によって提唱され世界中に広まりました。従来のセキュリティモデルと異なり、社内の全ネットワークが安全であることを前提としません。
これまでは社内の全ネットワークが安全であることを前提としてセキュリティ体制を構築するのが一般的でした。ゼロトラストは全てのネットワークが信頼できないことを前提としています。従来のネットワークは社内と社外を隔てるファイアウォールを使い安全性を確保しました。このシステムはネットワークに社内の端末でアクセスすることを前提としています。
しかしテレワークが普及して社内ネットワークだけでシステムを利用することできなくなり、新たなセキュリティモデルが求められるようになりました。近年ではテレワークが普及しただけでなく、クラウドサービスを利用する企業も増えています。社内のネットワークが外部と接続する機会が増えているため、従来とは異なるセキュリティモデルが必要です。ゼロトラストネットワークでは社内からのアクセスが安全という考えを捨て、全ての情報資産へのアクセスで確認を行います。
端末やユーザーの確認をアクセスするたびに行うので企業の情報資産を守ることができます。
