パソコンやスマートフォンなどでセキュリティを向上させるのに役立つファイアウォールですが、場合によっては使っているうちに端末の動作が重くなってしまうことがよくあります。動作が重くなると使いづらくなることからファイアウォールを切ってしまう人も多いようですが、そのような無防備な状態でインターネットに接続するのはとても危険です。動作が重くなった場合でも対策方法はいくつもあるので、まずはそれらを試してから次の策を検討すると良いでしょう。そもそもファイアウォールによって端末の動作が重くなってしまうのは、通信を常にチェックするというプロセスがバックグラウンドで動いているからです。
ウイルスなどの不正なプログラムは、インターネットを通じて通信中に入り込んできます。そのためネットワーク上を流れるデータの中に怪しいプログラムが入り込んでいないか、逐一調べる必要があるため端末に負荷がかかり重くなってしまうというわけです。こうした問題を解決するには、端末のメモリを増やすというものが有効です。ファイアウォールによるチェック機能はメモリ上に展開して行なっているため、その容量が少ないと作業に手間取ってしまいます。
メモリを増量するなどしてテキパキと作業できるように手助けしてあげれば、処理も迅速にこなすことができるようになり端末が重くなるのも防ぐことができます。パソコンであればより大容量のメモリを買ってきて取り付けてみてください。スマートフォンの場合には端末を買い換えることで対処可能です。